こんにちは。
ラリーケーホーム(ハウスドゥ!大東野崎店)の金井です。
先日、中古の戸建てを購入された方のリフォームの相談で現地確認を行っていたところ、巾木の上に埃がたまっており、「この巾木って何の為にあるんですか?」「外したら駄目なんですか?」と質問を頂きました。
そこで、今回は『巾木』『廻り縁』について説明したいと思います。
「巾木・幅木」(はばき)
巾木・幅木とは、壁と床の境目に取り付ける部材のことです。壁と床にできる隙間を隠して、見た目をきれいにする役割と、掃除機を使用する際に壁にぶつけてクロス等を傷つけない役割があります。
【巾木の役割】
1.衝撃から壁を守る
一つ目は、衝撃から壁を守るというものです。
具体的には、足や掃除機などがぶつかることによる損傷から守ります。
「でも、足がぶつかることなんてほとんどないし、掃除機だって多くても1日1回でしょ、別になくてもいいんじゃない?」と思われる方もいるかも知れませんが、1日単位で考えれば大したことがないように思えますが、それが30年、50年と積み重なったときに、下の部分だけボロボロになっちゃうんです。
2.汚れから壁を守る
床がフローリングの場合、定期的に水拭きしたり、ワックスをかけたりすると思います。
そのときに巾木がないと、壁に水分や油が吸い込んで、黒く変色してしまいます。
下の部分だけ黒く変色していたら、せっかくのマイホームが台無しですよね。
3.「納まり」を良くする
「納まり」とは、別名「取り合い」とも言います。
壁と床、壁と天井、外壁と軒など、違う種類の部位がぶつかる部分を言います。
建物は、いろいろな種類の仕上材で出来ていますよね。
特に巾木を取り付ける部分は、壁はクロス、床はフローリングなど違う種類の仕上材がぶつかるところです。
施工上、どうしてもクロスが角できれいに貼れなかったり、フローリングが痩せてぶつかる部分に隙間が空いてしまいます。
【巾木の種類】
続いて、巾木にはどんな種類があるのでしょうか。
種類によってかなり印象が変わってきますので、是非マイホームの参考にしてくださいね!
1.木製巾木
木製巾木は、住宅では最も一般的は巾木です。
住宅の床は、フローリングの場合が多いので、同じ木の木製巾木はよく合います。
種類も豊富です。
ただ、厚みがあるものが多いので、ホコリが溜まりやすいデメリットもあります。
フローリングや建具、壁の色に合わせるのが一般的です。
2.ソフト巾木(ビニール巾木)
商業施設や公共施設などによく使われる巾木です。
こういった施設の床は、土足でも歩行可能な長尺塩ビシートと呼ばれるシート状の床材などの場合が多いので、同じ塩ビ素材のソフト巾木がよく合います。
最近は、住宅に採用されることも増えてきました。
ソフト巾木は、値段も安くて、種類もたくさんあります。
3.アルミ巾木
文字どおりアルミ製の巾木です。
高さを抑えたものが多く、すっきりと、スタイリッシュに仕上がるのが特徴です。
どんな内装にも合う、シルバー色が人気です。
4.ステンレス巾木
ステンレス製の巾木です。
アルミ製と比べて、耐久性に優れており、高級感もあります。
ただ、値段はやや高めの設定となっています。
「廻り縁」(まわりぶち)
廻り縁とは天井と壁の境目に取り付ける部材のことです。天井材と壁材との境目には施工上、どうしても隙間ができてしまいます。その隙間を隠すのが廻り縁の役割です。
つまり、天井と壁の隙間を隠して見た目をきれいにしてくれるのが廻り縁です。
【廻り縁の役割】
1.壁・天井のつなぎめをキレイに見せる
「空間にムダなものを置きたくない」「費用を少しでも抑えたい」そんな人が、廻り縁の必要性を疑問に思うことがあります。でも、実は廻り縁が生活の大きな役割を担っているのです。
【廻り縁を取り付けるメリット】
1.屋内の雰囲気づくり
廻り縁を使って天井・壁をしっかりと区切る。すると、部屋にメリハリがつき、スッキリと見せられます。また、2つの面(天井・壁)の色や材質がちがうときにも有効的。廻り縁がないと空間がぼやっとしてしまうけど、あればそこにバシッと一線ひかれるのでスッキリするんですね。
廻り縁は、シンプルなものから曲線的でエレガントなものまで、デザインも豊富ですし、太さもいろいろあります。2cm未満の細いものを使えば、天井・壁の境目が目立ちにくく、空間を広く見せられます。反対に、太い&凝ったデザインにすれば、豪華・高級感のある部屋作りが可能です。
2.ムダなすき間を隠す
廻り縁は、天井・壁にできやすい「すき間」を隠すことが可能です。
天井の仕上材を施工するとき、基本的に部屋の中央から端部へと貼っていきます。最後の端部で切り取るときに、その切り口を隠してくれるのが廻り縁です。部屋のサイズと天井仕上げ材のズレで起きたすき間を、あと付けで隠してくれます。
また、木造建築に使う木材は湿気や気温の変化で骨組みが動くことがあり、すき間ができやすくなります。ここも、廻り縁を利用すればOKですよね。
実際に生活をスタートすると、天井・壁のクロスなどが剥がれてきます。廻り縁がないとそこに出来たすき間が目立ちやすくなりメンテナンスが大変になります。廻り縁は、施工後もすき間隠しとして大きなメリットを発揮してくれます。
住宅には様々な部材が使われておりますが、それぞれの特徴やメリット、デメリットを知ったうえで、住宅選びをされる事をおすすめします!
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